就農の心構え

あなたは、なぜ農業をしたいと考えたのですか?

職業としての農業は、趣味とは違って非常に厳しいものであり、自然環境の影響により収入源が絶たれることもあります。しかし、やり方しだいでは限りない魅力をもった職業でもあります。
あなたが職業として農業を選択しようと真剣に考えているのであれば、ぜひ以下のポイントを再度確認してみてください。

5つのポイントで再確認!

  1. point1

    なぜ、農家を選択したのでしょうか?
    農業をはじめたいと考えた動機は何でしょうか。農業という職業で生活していくためには、多くの努力が必要です。自然が相手ですから思いもよらない事態も数多く発生します。栽培技術のみならず、消費の動向までをも把握する手腕が問われます。単なる思いつきや現実逃避型の就農では、家族や周囲の農家にも迷惑をかけるだけで終わってしまいます。
  2. point2

    様々な準備が欠かせません。
    農業者は、経営管理者です。
    専門的な技術と経営管理能力を身につけ、きちんとした営農計画のもとで作業を行っていくことが求められます。また、生産の3要素である土地(農地等)、労働(家族労働が中心)、資本(資金)が不可欠です。
  3. point3

    家族の理解と協力が必要です。
    農業の生活サイクルは作物が中心となってしまいがちであり、農村での生活は、不便を感じることも多いと思います。そうした条件を家族が納得できるか十分に考えてみてください。
  4. point4

    地元の人たちとの付き合いが重要です。
    農村は、生産と生活の場が一緒ですから地域の人との関係が密接です。農業に関わる共同作業や様々な行事に集落の一員として積極的に協力していく姿勢が必要です。
  5. point5

    経営を軌道に乗せるまでには時間がかかります。
    農業をはじめて数年間は、設備資金や運転資金などの経費がかかり、安定した収入が得られるようになるまで時間がかかります。また、経営が軌道に乗るまでは、計画的な休日は取りにくくなります。